合気道ってどんな稽古をするの?一人でも稽古ができるの?

前回は合気道の歴史や特徴について紹介しました。

今回は合気道ではどんな稽古をするのか、紹介したいと思います。

合気道は力のいらない武道で誰にでも始めやすいですが、どうやって稽古をするのでしょうか。

早速見ていきましょう。

一人で稽古するの?

合気道の稽古は、柔道と同じように二人一組で技をかけあって稽古をします。空手の場合は型稽古で一人で稽古ができますが、合気道の場合は必ず相手が必要です。基本動作やある程度稽古を積んだ場合は一人での稽古もできなくはありませんが、基本的には二人一組で稽古をします。

相手と組んで稽古をする場合、合気道では技をかける方を「取り」、技をかけられる方を「受け」と言います。柔道と同じように、技の稽古ではこの受けと取りを交代して、交互に技をかけあいます。柔道と違うところは、一方がひたすら技をかける訳ではなく、基本的に4回を1セットとして交互にかけあいます。技には左右・表裏があり、一方的にならないように、互いを高め合うように交代交代で稽古をします。

座っての稽古法と立った状態での稽古法

合気道には大きく分けて、「座り技」と「立ち技」があります。文字通り、座った状態で技をかけあうのか、立ちながらするのかの違いがあります。

座り技はお互いに正座をした状態で稽古をします。立ち技に比べると座っている分、動きに制約がありますが、座り技は合気道の基本です。武士の時代では生活の中でも座ってする動作が基本となり、正しく座れることが重要でした。座り技で正しく鍛錬することで、つま先、足首、ひざ、腰の4点が鍛えられて泰然とした安定感を得ることができます

立ち技はお互いに立った状態で稽古をします。剣術などの立ち合いに近いと思ってもらえればいいかと思います。相手から切りかかられたり、突かれたりといった攻撃を想定して稽古をします。立ち技で稽古を積むことによって、平時でも常に泰然としていられます。

呼吸法

実は合気道で一番大事なの呼吸法です。座り技、立ち技というのは木で言えば枝葉の部分です。本当に根幹をなすのは呼吸法だと私は思います。前回紹介した開祖・植芝盛平に師事し、今でも現役で指導を続けている多田宏先生(合気道九段)という人物がいます。幸運にも多田先生お話を聞く機会がありましたが、呼吸法の話をよくされていたのが印象に残っています。合気道では特に呼吸のし方を重視して、全身からエネルギーを十分に発信できるような呼吸を心がけます。呼吸法だけを鍛錬する稽古法もありますが、技の中で自然と呼吸を有効的に使えるような技になっています。稽古の中でも呼吸を意識して技をかけるとうまくいくことが多いと感じます。それだけ合気道の根底には、呼吸法というのが流れています。

まとめ

合気道は基本的にはペアになって、左右・表裏の技を互いにかけあって稽古をします。これはどちらかが一方攻撃側になるのではなく、合気道の融和の精神を体現したものです。合気道は敵を作るのではなく、和合していくという精神です。お互いに技をかけあい、技は表も裏もする。これは相手の立場に立ったり、表技と裏技で物事を多角的にみる感覚が養えると思います。合気道は至誠の人をつくる道だとも言われますが、稽古法をみれば分かります。さらに全てに通じる呼吸法を習得すれば、実生活にもプラスになるのではないでしょうか。

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