やり抜く人の9つの習慣/ハイディ・グラント・ハルバーソン|読書レビュー

どうも、ICHIです。

今日はハイディ・グラント・ハルバーソンさんの『やり抜く人の9つの習慣』を紹介します。

私は自分でも認めるほど、意志薄弱です。

それはもうペラッペラで、3日坊主も日常茶飯事です。

私も含めて、「続ける」ということが難しいと思っている人に向けて、この記事を書きたいと思います。

この記事を読むと、次のことが分かります。

・「続ける」ための考え方が身につく
・目標に向けた計画の立て方がわかる
・自信を持って続けるためのマインドが学べる

それでは、早速いってみましょう。

こんな人にオススメ

達成

この本は、やり抜くための習慣化のことが書かれていますが、次のような人にオススメです。

・意志薄弱で物事が続かない
・計画は立てるが三日坊主で終わってしまう
・モチベーションを保てない

私はもれなく当てはまりますが、やっぱり「続ける」って大変なことだと思います。

本書を読むことによって、「続ける」ことへのハードルを下げられます。

反対に、こんな人にはこの本は必要ないでしょう。

・計画を立ててコツコツと継続できる
・継続のモチベーションを保つことができる
・自己肯定感が高く自信があるひと
これらができている人には、この本は必要ないでしょう。
本書は9つの「やり抜く」ポイントが載っていますが、120ページほどの薄い本です。
新書ぐらいの大きさですので、コンパクトにまとまっています。
本を読むのが苦手だという方にも手に取りやくなっています。

注目ポイント

「やり抜く力」を持つ

やり抜く

「固定的知能感」を持つ人は「うまくいかないのは自分に能力がないせいだ」と考えます。そして「私には向いていない」と考えるのです。

こう考える結果、彼らはそれをやり続けません。早々と見切りをつけて「自分はこれ以上やってもむだだ」と結論づけてしまうのです。

一方「拡張的知能感」を持つ人は「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」などと自分の努力や行動のせいにします。

こう考える結果、彼らは困難な状況下でも、努力を続けることができます。

自分でコントロールできることに原因があると考えれば「成功は自分のがんばり次第」と信じることができるからです。

本文p75

まずは、「やり抜く」ための考え方をお伝えします。

そもそも、人間が自分の能力について考える価値観は2つあります。

●「固定的知能感」…個々人の知能とは持って生まれたものとして固定されているという考え方
●「拡張的知能感」…能力は経験や努力を重ねることによって高めることができるという考え方
私は完全に前者の「固定的知能感」でした。
人間の能力は生まれた時点で決定していて、成功する人はその素質を生まれながらに持ってると思い込んでいました。
しかし、本当は人間の能力は、本人の努力や経験次第で伸ばすことができます。
そうです、誰にとっても「能力とは変更可能」なものなのです。
もしも成長できる機会に恵まれたとしても、能力は変更可能だと考えなければ、その機会も意味ないのです。
「拡張的知能感」の人はもし途中でつまずいても、「努力不足だった」「戦略を間違えた」と考えて努力を続けます。
「固定的知能感」の人が「うまくいかないのは自分に脳労苦がないせいだ」と決めつけて諦めてしまうのとは対照的です。
まずは「拡張的知能感」を手に入れて、自分の能力は努力次第でいくらでも伸ばせると考えるようにしましょう。
自分には「向いていない」などと考える前に、他に努力の方法がないか探して実行しましょう。

目標達成への行動計画をつくる

行動計画

目標達成への行動を邪魔したり、集中力を妨げるものには、どう対処したらよいのでしょうか。

やるべきことが多すぎて、何から手をつければいいかわからないとき、どう考えたらいいのでしょうか。

こうした事態に対処する、心理学で効果の実証された簡単な方法があります。それは、if-thenプランニングと呼ばれる方法です。

「if-then」とは「もしこうなったら、こうする」という意味ですが、どんな目標を達成する場合でも役立つ、強力な手法です。

本文p24

次にお話しするのは、計画の立て方です。

計画を立てるのって、結構難しいと思います。

私も計画を立てるのが苦手です。

不完全な計画を立てて失敗するか、完璧を目指しすぎて計画倒れになることが多いです。

計画は具体性を持たせることが前提として大事ですが、自動化することがもっと重要になります。

その手法は、「if-then」プランニングです。

例えば、仕事中をイメージすると、

①(if) もし、午前中に報告書を書き終えられなかったら、
②(then)午後最初の仕事は、その報告書を書き上げることにする。

①(if) もし、同僚とのおしゃべりで仕事がはかどらないなら、
②(then)おしゃべりタイムを5分と決めて、5分後には仕事に集中する。

こんな感じになります。
ポイントは、内容の具体化と自動化です。
まず目標に具体性がないと、実行しにくくなります。
ただ「痩せたい」より「5㎏痩せたい」とした方が、具体的な行動に落とし込みやすくなります。
また、「XならY」という文章は脳にって記憶しやすく、強く訴えかけることができます。
事前に「いつ」「何を」やるかをはっきり決めておくだけで、実行できる確率が2~3倍も高くなります。
このように自動化することによって、目標実現までの道のりが確実に短くなります。

否定形の「if-then」プラン

ただ、この「if-then」プランニングで注意が必要なのは、「then」の部分に否定形を入れないようにすることです。
①(if) もし、ショッピングモールに行って買い物がしたいと思っても、
②(then)私は何も買わない。
このような目標を立てても、買い物がしたくてしたくてたまらなくなると思います。
このような計画の立て方は、避けようとしていた行動を、以前よりも多く取ってしまうという研究結果があります。
「シロクマ実験」で有名ですが、ある思考や行動を否定すればするほど、逆にそのことを考えてしまいます。
その結果、本当は否定したい行動を強化してしまいます。
目標は、必ず否定形を用いずに立てるようにしてください。

「成長すること」に集中すること

フォーカス

心理学で裏付けられた「新たなことに、自信と活力を持って挑戦する方法」があります。それはあまりに単純で、驚いてしまうかもしれません。

その方法とは「失敗してもいい、と開き直る」ということです。

本文p58

この部分は、本書を読んでいても驚かされました。

成功したければ、「失敗」を恐れずに挑戦することが大事だと痛感しました。

「失敗してもいい」「失敗しても何でもない」と考えると、実際に失敗する確率が大幅に低くなるという研究結果があります。

自分の能力を発揮すのに障害となる最大の要因は、「不安感」です。

「完璧」を目指してしまうと、「完璧」でいようと思い、「不安感」が増大します。

そこで、失敗してもいいと開き直るくらいのマインドが必要になってきます。

正直、急に「失敗してもいい」というマインドになるのは難しいと思います。

最初は「失敗」は成功の糧だと考え、「どんなことでも習得するにはある程度の時間がかかるものだ」と考えてはいかがでしょうか。

少しは気が楽になるのではないでしょうか。

私自身、ネガティブなのでなかなか開き直るまではいきませんが、頭の片隅に置いておきたいと思いました。

書籍情報

【書籍名】やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

【著者名】ハイディ・グラント・ハルバーソン

【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン

【出版日】2017/06/22

【ページ数】120ページ

◆諦めずに習慣化するコツとは

著者紹介

著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン /Heidi Grant Halvorson, Ph.D.
社会心理学者。コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長
コロンビア大学で博士号を取得

モチベーションと目標達成の分野の第一人者
「ハーバード・ビジネス・レビュー」「ハフィントンポスト」「サイコロジー・トゥデイ」「フォーブス」などへの寄稿多数

本書のほか『やってのける』(大和書房)『だれもわかってくれない』(早川書房)などのベストセラーがある
本書は「ハーバード・ビジネス・レビュー」において歴代最多の閲覧数を記録した投稿に加筆したものである

訳者:林田レジリ浩文
早稲田大学社会科学部卒

保険代理店経営のかたわら数百冊のビジネス書、心理学書の洋書を読み、気に入った本を自ら売り込み出版するスタイルの異色の翻訳者
翻訳書に『オレなら、3秒で売るね!』『逆境に負けない人の条件』(フォレスト出版)『逆境を生かす人 逆境に負ける人』(ディスカヴァー)ほか多数

”本文より抜粋”

口コミ評価

まとめ

目標達成

今回は意志薄弱な私が、「やり抜く」力をつけようと手にした「やり抜く人の9つの習慣」を紹介しました。

目標達成には自分を信じて、行動の自動化をするのがポイントになりました。

まずは身近なところから、「5㎏痩せる」を目標にしたいと思います。

もちろん、「if-then」プランニングを活用して、甘いものを控えます。

「失敗」についても自分の中でもっと寛容に、プラスに考え、努力によって才能を伸ばしたいと思いました。


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